あがり症・コミュ障の人にひきこもりが多い理由


あがり症やコミュ障(コミュニケーション障害)は極度の人見知り、対人恐怖が基となり現れることのある症状です。
(厳密なコミュ障の意味とは異なりますが、多くの方が認知している緊張によるコミュ障、対人恐怖症として話します)
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あがり症やコミュ障の人でひきこもりが増えているわけ

  • 名刺交換のときに手が震える
  • かしこまった場面での会食で吐き気をもよおす
  • 大勢の前でスピーチすると声が震える
  • のどや口が異常に渇く
  • 視線を感じると大量の汗をかく

ひきこもりの原因の1つとして、指摘されるようになったのはこういった緊張からくるあがり症やコミュ障、さらに社会不安障害(SAD)の症状です。

社会不安障害のメカニズムは、あがり症と同じように過去の失敗などのトラウマが原因となっている場合が多く、1度失敗した際に周りから笑われたり、恥をかくといった経験をしていると、同じような状況に置かれたとき、無意識的に身体が反応し、体が硬くなったり、心臓がドキドキしてしまいます。

その結果、緊張して声が震えたり、話がまとまらず途中で発言をやめてしまったり、会議では意見を求められても何も喋れなかったりという失敗の積み重ねに繋がります。

そして、少しずつ自信をなくしていきます

会話に苦手意識を持つ→失敗したくないので発言が少なくなる→発言機会が減る・さらに口数が減る→コミュニケーションスキルが向上しない・語彙が増えない→苦手意識が強まる→人に会いたくなくなる→さらに言葉を発する機会が減る→悪化

この負のスパイラルに陥ることがあります。

こういった苦しい体験を何度も繰り返していくことで、症状がさらに酷くなり、多くの方がうつ病を発症すると言われています。うつ状態になると、朝起きられない。会社に行けなくなる。そして、働く意欲もなくなっていきます。

会社を休み始めると、復職できないまま、半年〜1年(さらに長い場合もあります)の休職期間を経て、退職していきます。

うつ症状が快方に向かい、いざ再就職しようとしても、普段から人とコミュニケーションをとっていないため、面接で緊張してうまく対応できず、しどろもどろになってしまい失敗。これが何度か続くことで自信をなくし、その後も再就職できない、またはしないまま、ひきこもりになるケースが多いようです。

この一度社会からドロップアウトしてしまった人達が復帰できにくい社会にも問題があると思いますが、一度ひきこもることで社会復帰への壁は、時間とともに、どんどん高くなってしまうのが現状です。

だからと言って無理して仕事を続けるのは症状の悪化に繋がるため、思い当たる節がある方は早めに病院を受診するか、根本改善に取り組むことをおすすめします。

今では、あがり症やコミュ症、社会不安障害は多くの方が悩みを抱え、苦しんでいる症状・病気です。そのためにひきこもりの数が年々増加していると考えられます。

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